2024-04-03
あいさつを述べた呉政忠主任委員(右3人目)は、台湾と日本が半導体産業における協力だけでなく、次世代のテクノロジー産業に共同で投資し、けん引役となるよう期待していると語った。(国家科学及技術委員会ニュースサイトより)
行政院の政務委員(無任所大臣)を兼務する国家科学及技術委員会の呉政忠主任委員は2日、日本・東京で開催された台北市電腦商業同業公會(台北市コンピュータ協会、TCA)設立50周年イベント「台湾半導体セミナー(2024 Taiwan Semiconductor Day)」に出席し、あいさつを述べた。呉主任委員は、世界の科学技術の発展における半導体の重要性を確認するとともに、半導体産業を強化するプロジェクト「晶創台湾方案」を例として、関連する政府の重要政策を説明し、台湾と日本の半導体・科学技術イノベーションにおける更なる協力に期待を示した。
AIや電気自動車の台頭と急速な発展に伴い、半導体チップは世界のテクノロジー産業の発展を推進する中核となり、世界各地における重要な戦略産業となっている。台湾のウェーハファウンドリ、パッケージングおよびテスト産業のシェアは世界1位、IC設計は世界2位を誇る。半導体産業は世界において極めて重要な役割を果たしているだけでなく、テクノロジーも世界的なデジタル経済の発展の重要なけん引力となってる。
同イベントでは、台湾半導体メーカー、力晶積成電子製造(PSMC)創業者の黄 崇仁博士、国立清華大学の林本堅特別招聘研究講座教授、DRAM設計、愛普科技(AP Memory Technology )の陳文良董事長、経済ジャーナリストの林宏文氏が招かれ、AI時代における半導体産業の変革、先進的な半導体技術におけるイノベーション、半導体投資から見る台日アライアンスなどのテーマに関する講演が行われた。台日協力と交流を議題とし、日本の企業、政府、学校、公共団体、メディア、銀行から350名以上の代表者が出席した。
呉主任委員はあいさつで、「台湾は半導体とICT(情報通信技術)産業で大きな強みを持ち、日本は半導体材料・装置、自動車、精密機械工業で主導的な地位を占めている。台湾と日本が協力することで、ウイン・ウイン関係を構築できる。台湾と日本が将来、半導体産業における協力だけでなく、人材、テクノロジー、スタートアップ企業での協力を加速することも可能となる。次世代のテクノロジー産業に共同で投資し、けん引役となるよう期待している」と語った。
資料來源: 国家科学及技術委員会
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