2023-05-08
数位発展部(=デジタル省)は5日、今年の総統杯ハッカソン国際部門(=国際トラック)の募集に関する記者会見を開催した。総統杯ハッカソンは、政府が提供するオープンデータを活用し、公共サービスの質を改善するための解決策を提案し、その内容を競うというイベント。国内部門と国際部門があり、今年の国際部門のテーマは「Free the Future: Open, Digital & Green」。同部の唐鳳(オードリー・タン)部長(=大臣)によると、民主主義、デジタル、ネット・ゼロ(脱炭素)を三大主軸とするもので、つまり政府のオープンデータとデジタルテクノロジーを駆使し、持続可能な脱炭素化を推進すると同時に、公平性と多様なエスニシティの参与にも配慮することが求められる。異なる考えを持つチームが一つの問題に対するコンセンサスをまとめ、ひいてはともに解決方法を見出し、美しい未来の実現を加速することを目指す。
総統杯ハッカソン国際部門は、中華民国政府が主催する国際ハッカソンプロジェクト。2019年に総統府の発起で始まり、今年で5年目を迎えた。これまでの4年間で、世界34か国・地域から147チームが参加している。毎年各国のチームに参加を呼びかけており、さまざまな領域で活躍する人が、年齢や国籍に関係なく、政府のオープンデータと科学技術、それにアイデアを駆使して、公共問題に対して官民連携による新たなソリューションを提案することを期待している。
5日に開かれた記者会見には、過去の入賞チームであるBRSDM@Er-Lin(2022)、Team B.E.N.Z(2022)、Office Farmers(2021)、A/B Street(2021)なども参加。それぞれの作品の近況について報告したほか、総統杯ハッカソンに参加したときの考えなどを語った。ほかに、セントビンセント及びグレナディーン諸島のアンドレ・クレア・ボウマン(Andrea Clare Bowman)大使、セントルシアのロバート・ケネディ・ルイス(Robert Kennedy Lewis)大使、パラグアイ共和国のカルロス・ホセ・フレイタス・ロドリゲス(Carlos José Fleitas Rodríguez)大使、セントクリストファー・ネイビスのDonya Lynex Francis大使など各国の駐台大使及び代表、外交部の李淳政務次長(=副大臣)、行政院公共工程委員会の葉哲良副主任委員、国家科学及技術委員会の沈弘俊執行秘書、交通部の王穆衡參事兼主任なども出席した。
総統杯ハッカソン国際部門へのエントリーは、5月31日まで公式サイト(https://gov.tw/cYQ)で受け付けている。
Sources:Taiwan Today;2023年05月08日
資料來源: 数位発展部
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