2023-04-18
経済・貿易、文化、教育、科学技術、観光などの分野で台湾とイタリアの交流が深まっていることを踏まえ、中華民国(台湾)外交部はイタリア北部の大都市ミラノに、新たな出先機関となる「台北駐ミラノ弁事処」を開設することを決めた。双方の実質的な交流の増進を図るのが狙い。現在、開設に向けた準備作業を進めている。
イタリア北部のミラノには、世界の主要な国々が総領事館を設置している。台湾からは、中華民国対外貿易発展協会(TAITAR、日本での名称は台湾貿易センター)が台湾貿易センターミラノ事務所を設置して台湾の貿易振興に取り組んでいるほか、半導体メーカーである環球晶圓(グローバルウェーハズ)などの台湾企業がミラノ及びその近隣都市に営業拠点を設置している。特に長栄航空(エバー航空)が昨年10月25日、台北-ミラノ路線に就航したことから、「台北駐ミラノ弁事処」の設置は直航便開通によってもたらされるビジネス旅行の需要に対応し、台湾とイタリアの経済・貿易交流の効果をさらに促進すると期待できる。
新たに開設される「台北駐ミラノ弁事処」は、イタリア北部の8つのエリアの商務、観光、華僑向けの行政、在外台湾人の保護・救助などを担う。ローマにある台北駐イタリア代表処(=在イタリア大使館に相当)と緊密に連携を図り、台湾とイタリアの各分野での実質的な関係を全方位的に強化し、イタリアを訪れる台湾人や、イタリア在住の台湾人などに質の高いサービスを提供することを目指す。
Sources:Taiwan Today;2023年04月18日
資料來源: 外交部
Juiker アプリ - 無料通話